REPORTレポート

代表植村の自伝的記憶

浦賀ドックがスーパーヨットのマリーナに、浦賀プロジェクト始動

今日は嬉しい報告をしたいと思います。
 
3月30日、神奈川県横須賀市役所で、浦賀駅前周辺地区の再開発に関する記者会見が開催されました。横須賀市、住友重機械工業、インデックスの三者による連携協定の発表です。
 
 
 
 
以前、このLinkedInでもお伝えしましたが、横須賀市は住友重機械工業浦賀造船所(通称:浦賀ドック)の跡地を軸に、この地域の再開発を進めようとしています。
 
この跡地開発については、昨年10月、インデックスが代表企業を務める企業コンソーシアム「TeamPerry’s」が事業パートナーに選ばれました。その後、横須賀市や住友重機械など関係者で協議を進めていましたが、ようやく三者による連携協定を発表する運びとなったのです。
 
改めまして、横須賀市や住友重機械、さらに浦賀を管轄する横須賀市東部漁業協同組合の方々には篤く御礼申し上げます。
 
これまで、インデックスはクライアントに建築プロジェクトマネジメントを提供するコンサルティング事業を中心に行ってきました。こうした従来のコンサルティング事業に加え、インフラPPP(Public Private Partnership)事業を含む新たな取り組みとして、事業投資をテコに、プロジェクトの組成や設計・建設、さらに完成後のO&M(Operation & Management:運営・管理)など、プロジェクトの川上から川下までトータルでプロジェクトマネジメントを行う事業を進めています。今回の浦賀プロジェクトは、その第一号案件。それだけに、三者協定までたどり着くことができて感無量です。
 
今後は提案内容の実現に向け、それぞれの事業者の役割や責任を明確化するとともに、住友重機械が持つ浦賀ドックの敷地の取得や開発にあたって必要になる用途変更などの必要な手続きを進めていくことになります。いよいよ本格稼働です。
 
住友重機械との深い縁
今回の記者会見では、スーパーヨットのマリーナ運営の世界的な大手、Ocean Capital Partners(OCP)がTeamPerry’sに参画することも併せて発表しました。
 
歴史的にも貴重なレンガドックを活用し、イベント開催や教育関連のプログラムを手がけるという話は前回の記事でお伝えしました。そうしたレンガドックの活用に加えて、スーパーヨットを対象にした日本初の本格的なスーパーヨットマリーナを整備します。スーパーヨット向けのマリーナで世界的に知られているOCPが参画したのはそのためです。
 
「横須賀市が目指す海洋都市にふさわしい形で海の活用について進めていく」と前回の記事の最後で書きましたが、その具体的な形がスーパーヨット向けのマリーナです。
 
スーパーヨットとは、主に外国人富裕層が所有する全長20メートル以上の大型クルーザー。贅の限りを尽くした空間で、居住空間は五つ星ホテル並み、専用クルーも常駐しており、食事をはじめさまざまなサービスを受けることができます。まさに、移動する超高級ホテルといった趣です。
 
その数は右肩上がりで増えており、2000年に1700隻だったスーパーヨットは今では8000隻以上に増えています。特にアジア圏での伸びが顕著で、日本国内でも所有者の増加が見込まれています。実は、これまで日本にはスーパーヨットが寄港できる専用マリーナがありませんでしたが、ようやく世界水準の設備やサービスを持つマリーナができることになります。
 
寄港地での食事や観光、船内で料理する食材の調達、ヨットのメンテナンスや給油など地域への経済波及効果が大きい上に、浦賀を起点に周遊してもらえれば、浦賀や横須賀、三浦半島の活性化につながることは間違いありません。
 
マスタープランを描いた建築家の隈研吾さんが語ったように、浦賀は近代日本の始まりとも言える場所。また、横須賀市の上地克明市長は今回のプロジェクトをして「第2の開国」と語っていますが、その言葉にふさわしいプロジェクトになると思いますし、していかなければなりません。
 
余談になりますが、三者協定を締結した住友重機械とは深い縁を感じています。住友重機械はインデックスが建築のプロジェクトマネジメントをビジネスの核に据えようとした時に、大型プロジェクトの貴重な機会をいただいた特別なクライアントだったからです。
 
2000年前半、バブル崩壊後の不良債権処理に直面していた住友重機械は工場や設備の集約・再編を進めました。具体的には、東京・田無市にあった田無製造所の一部を売却し、横須賀市の追浜工場に移管するというとても重要なプロジェクトでした。私もプロジェクトマネジャーとして、何度も追浜工場に通いました。
 
その後、日本で最初の浦賀造船所も閉鎖となりましたが、海と山に囲まれている自然環境に加えて、ペリー来航の地という唯一無二の歴史を持つ浦賀は極めて魅力的な場所です。その浦賀工場がどうなるのか。その後の動きは常に気になっていました。その時はまさか自分が開発に関わることになるとは思っていませんでしたが、それも一つのご縁でしょう。
 
この浦賀プロジェクトは、インデックスにとって次世代につなぐべきプロジェクトの一つ。完成までの期間も長いですが、必ず成功させますので、楽しみにご覧いただければと思います。

3月30日、横須賀市役所で三者連携協定に関する記者会見が開催された
 


【2026年4月17日掲載】
※このレポートは2026年4月6日にLinkedInに掲載したものになります。

 

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